2025年、人型ロボットが量産される?

高口康太氏(中央)、村上フレンツェル玲氏(右)
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 中国の最新テックについて、千葉大学客員教授で中国の政治・社会・文化などの取材を行う高口康太氏は「よく言われる話だが、中国経済はマクロはダメだが、ミクロで見ると非常に素晴らしい。ロボットもAIも、あるいはEVもどんどん素晴らしいものが出てくる。正直、今の中国はハードウェアについては世界トップの実力を持っている。グローバルの中でも抜きん出ている会社がたくさんある。人型ロボットとか、私たちから見ると『いつ来るの?』という話だが中国政府は2025年、つまり今年、一定程度の量産を始めていきたいという政策を出している。遅れる可能性はあるが中国ではもう人型ロボットがかなり実用化を目的にしている段階にきている」と説明した。

 村上世彰氏の次女であり、村上財団代表理事の村上フレンツェル玲氏は「私は割とソフトウェアのスタートアップにも投資をしている中で、中国の人材は世界でもトップレベルだと見ているのでAIにしてもハードウェアにしても、本当に世界レベルのプロダクトがどんどん出ていると思っている」と述べた。

 AI分野での米中競争は激しいのだろうか?

 高口氏は「その通りだ。アメリカのシンクタンクの調査結果によると、全世界のAI人材の半分は中国人だ。中国のAI人材の“上澄み”がアメリカに行ってOpenAIとかGoogleに入ってAIをつくった。だから、今私たちが『アメリカのAIは進んでいる』というのは、実はそのうちの何割かは中国人が作ったAIだったのだ。ところが、中国に残っているAI人材も実はレベルが全然高い。今、トランプ政権が復活して、『中国人がまた追い出されるんじゃないか、ビザが取れないんじゃないか』と不安もある中でアメリカから帰ってくる人やアメリカ行きをやめる人も増える中で、中国のAI人材、テック人材はこれからどんどん増えると思う」と分析した。

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