3月15日(日本時間3月16日)に行われたシアトル・マリナーズ対サンディエゴ・パドレスのオープンで、マリナーズ・藤浪晋太郎が、自らの四球で出した走者を“超高速送球”で刺した場面が、野球ファンの間で話題となっている。
3-6、マリナーズ3点のビハインドで迎えた8回表の頭から4番手としてマウンドに上った藤浪は、2つの四球で自ら出した走者を塁に置き、1死一、二塁のピンチに。ここで左打者のフォレスト・ウォールを迎えることとなったが、その際、パドレスベンチは、制球に苦しむ藤浪に、さらなる揺さぶりをかけようという狙いがあったのか、二塁走者のヨナタン・ペルラザが大きくリードをとり、早めのタイミングでスタートを切ることに。
すると藤浪は、このプレーに惑わされることなく、あえて“刺しやすいタイミング”までペルラザを走らせた上で、三塁へと矢のような正確無比の超高速送球。いとも簡単にペルラザを刺し、2死。自身の四球で招いたピンチを自らの手で摘み取る形に。こうした藤浪のマウンドに、ネット上では「藤浪さんをナメすぎ」「なんでこのタイミングでスタート?」「めっちゃ冷静やん」「自作自演スタイル」「ヒヤヒヤした」「コントロールええやん」「無失点で何より」といった称賛の声を中心に、様々な反響が巻き起こることとなった。