■「アルゴリズムは進化するが、“性的広告”出す側も進化し、イタチごっこに…」
一般サイトの性的広告は、性的描写をにおわせるアプリや漫画など(実際には性的な内容ではない“釣り広告”の場合も)。 画面前面に表示し、Xボタンが小さすぎて広告をクリックしてしまうこともある。
桜美林大学准教授、マーケティングコンサルタントの西山守氏は、性的広告を防ぐ手段について、「物理的に言えば、人海戦術、アルゴリズムが進化する形でできる。ただ、コストと時間がかかってしまい、ビジネスにならない。ビジネスとして成立するバランス、うまく制御するバランスと、どこで線引きをしていくのかという話になる」と説明。
また、「(AIなどで)アルゴリズムは進化していくが、不適切な広告を出す側も進化してくのでイタチごっこになる。技術がどんどん変わっていくし、すり抜ける道を、広告出す側も変わっていき、根本的な対応が難しい」。
広告のアルゴリズムについては、「意外に誰も分かっていないというか、ブラックボックスで、AIが進化していくと自動化されていく。広告を見る人は、人によって全然違うものを見ているので、誰にどういう広告が表示されて、適切か不適切かを判断するのが非常に難しい。人によって最適化されているので判定も難しい。事前にチェックするのも難しい。なかなか大変な状況だ」と語る。
ハヤカワ五味氏は、すり抜ける具体例について、「『効果音は性的なのか、そうじゃないのか』みたいな。効果音なら出せるみたいな発明をする人もいて、例えば黒い背景に効果音が入っていて、叙情的な表現みたいな言い方もできるし、人によっては性的だと思う人もいる。そういう感じで、イタチごっこは想像できるから、具体的にどう対策したらいいのかは難しいと思っている」とコメントした。
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