谷川浩司十七世名人の若い手つき
【映像】谷川十七世名人の若々しい手つき
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 将棋界を代表するレジェンドに、こんな若々しい手つきで指されたら若手もビビる!日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 2025」、予選Aリーグ2位決定戦、関西A 対 関西Bが3月22日に放送された。第2局には、関西Aの監督を務める谷川浩司十七世名人(62)が登場。チャンスと見るや、間髪入れずに力強い手つきで指し進め、周囲からも驚きの声が飛んだ。

【映像】谷川十七世名人の若々しい手つき

 永世名人、タイトル獲得27期、棋戦優勝22回を誇るレジェンド・谷川十七世名人は「光速の寄せ」とも呼ばれる読みの鋭さ、居飛車・振り飛車どちらも指しこなす幅広さなどで一時代を築いた名棋士。過去には日本将棋連盟の会長も務めるなど、将棋界の発展に尽力してきた。還暦を過ぎた後も現役の棋士として戦い続け、往年の迫力を垣間見せることがある。

 若手有利と言われる早指し戦、特に超早指しのフィッシャールールでは苦戦することも多いが、この局では迫力の一片をのぞかせた。谷川十七世名人の先手で始まった一局は、谷川十七世名人、後手の宮本広志五段(39)ともに三間飛車を採用する“相振り飛車”に。角交換を経てから、お互いに飛車筋を変えて、どちらも向かい飛車のような戦いに進んでいった。

谷川十七世名人の手つきに盛り上がる棋士たち
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