万感の思いを胸に刻みながら、仕事を終えたママ雀士はそっと微笑んだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」3月24日の第1試合は渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)がトップを獲得。タイトル獲得に必要な試合数の「20」に達し、4着はわずかに1回きり。個人初のタイトルとなる「4着回避率」を確実なものとした。
この試合は東家から日向、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、BEAST X・中田花奈(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)の並びで開始。「4着を回避できれば初タイトル」という条件がある日向。この条件をクリアするためには、できるだけリスクを負わず加点したい。
その目的に沿う大物手が、東1局から訪れた。配牌でドラの發が暗刻。さらにソウズでもメンツが完成している。実況の日吉辰哉(連盟)も「これはヤバすぎる!」といきなり大騒ぎ。待望のテンパイは9巡目、カン4索待ち。打点十分の愚形待ち、セオリー通りのダマテンだ。さらに次巡、6索を引いてリャンメン待ちへ。ここでも日向は穏やかに牌を縦に置いた。これに飛び込んだのが園田、手の内から7索が打たれ日向が「ロン!」。發・ドラ3の1万2000点で、この上ない好スタートを切った。
会心トップで初タイトル!■Pick Up
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