アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、オグリキャップ
「ウマ娘 シンデレラグレイ」配信ページへ
この記事の写真をみる(9枚)
ウマ娘 シンデレラグレイ #1
ウマ娘 シンデレラグレイ #1
4月6日(日) 21:30〜無料配信

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、「週刊ヤングジャンプ」で連載中の漫画です。略称は『シングレ』で、2025年3月時点でのコミックスのシリーズ累計発行部数は700万部突破。2025年4月からはTVアニメが放送されます。

【動画】「ウマ娘 シンデレラグレイ」PV

 ゲームやアニメ、漫画や音楽など様々なメディア展開をしている『ウマ娘』プロジェクトのひとつである『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、寂れた地方のカサマツトレセン学園に入学したウマ娘・オグリキャップが伝説になるまでを描いたストーリーです。

 この記事では漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作者についてまとめました。

目次

  • 『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじ
  • 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作者は誰?
  • 『ウマ娘 シンデレラグレイ』漫画担当(作画担当)は久住太陽氏
  • 『ウマ娘 シンデレラグレイ』脚本担当は杉浦理史氏とPita
  • 漫画企画構成担当は伊藤隼之介氏
  • 原作はCygames
  • 作者の性別は男性?女性?顔出しはしている?
  • 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作者はX(旧Twitter)などのSNSはやっている?
  • 『ウマ娘 シンデレラグレイ』作者のまとめ

『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじ

 別世界に存在する名馬の名前と魂を受け継ぐ「ウマ娘」と呼ばれる少女たちは、馬のような耳や尾と超人的な脚をもち、数奇で輝かしい運命を辿る神秘的な存在だと言われています。

 「ウマ娘」のオグリキャップは、寂れた地方にあるカサマツトレセン学園の新入生。スターになれる存在を探していたトレーナーの北原穣(きたはら じょう)とオグリキャップが出会ったことで、物語が大きく動き出します。やがて「怪物」と呼ばれる灰被りの少女・オグリキャップが伝説を刻むストーリーです。

 集英社の青年誌「週刊ヤングジャンプ」で連載中。2025年4月から分割2クールでテレビアニメが放送され、主人公のオグリキャップの声は『【推しの子】』の天童寺さりな役などの声優・高柳知葉(たかやなぎ ともよ)さんが演じます。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」
「ウマ娘 シンデレラグレイ」

『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作者は誰?

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、オグリキャップ2
拡大する

 漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、作画担当や脚本担当・企画構成などに分かれています。雑誌掲載時の扉絵やコミックスのカバーに作者名が記載されますが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』の場合は「漫画/久住太陽、脚本/杉浦理史&Pita、漫画企画構成/伊藤隼之介、原作/Cygames」と表記されています。

 脚本に関してはコミックス1巻〜8巻までは杉浦理史(すぎうら まさふみ)氏の名前のみ記載されていましたが、9巻以降は「杉浦理史&Pita」とクレジットされています。

 2021年8月に漫画担当の久住太陽氏は自身のX(旧Twitter)で、「シンデレラグレイにおいて、僕は「作者」じゃなくて「作画担当」です 絵を描いてるだけです」「話や構想を練っていただいているのは、脚本担当の杉浦さんと、企画構成の伊藤さんです」「またストーリー上必要だけど公式でデザインが無いキャラに関しては、僕がデザインさせていただく事がございます(一応毎回サイゲさんにチェックして頂いております)」と投稿しました。

 脚本の杉浦氏と漫画企画構成の伊藤隼之介(いとう じゅんのすけ)氏が『ウマ娘 シンデレラグレイ』のストーリーを作り、そのストーリーに基づいて久住氏が作画をするという流れのようです。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』漫画担当(作画担当)は久住太陽氏

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、オグリキャップ3
拡大する

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画担当は久住太陽(くずみたいよう)氏です。久住氏は高校卒業後、ASOポップカルチャー専門学校に進学。在学中の2015年、「週刊ヤングジャンプ」の新人賞(シンマン賞)に投稿した作品が佳作に選ばれてデビューしました。その後、「週刊ヤングジャンプ」に読切漫画が掲載されたり、原作付きの読切を描いています。

 2020年に『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画担当(作画)として連載デビュー。『ウマ娘 シンデレラグレイ』を描くうえで史実のレースも参考にしているとのことで、レース動画を徹底的に分析したり、自身で調べられる範囲の資料も探していると明かしました。久住氏曰く、資料探しよりも馬の区別をつけるほうが大変で、混戦状態のレースだと目的の馬がどこにいるのか分からなくなるため、馬を探すことが一番時間がかかるとのことです。

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』は脚本がある作品のため、インタビューで脚本を漫画にする際に意識していることを問われた際には、展開や会話のテンポ感を大切にしていると答えました。レースシーンではウマ娘の動きだったり決め台詞のシーンの緩急を大切にし、日常シーンでは動きよりも音のテンポ感を大切にしていると語っています。

 漫画家としての1週間のスケジュールは、基本的には平日に原稿作業をおこない、土日にネームを作る作業をしているとのことです。デジタルだと無限にやり直しができてしまうため、修正が難しくてある程度諦めがつくようにペン入れまではアナログで作業しているものの、失敗すると取り返しがつかないため神経を使うと話しました。

▼久住太陽先生の制作スタジオへトツゲキ!原稿作画作業に密着!

過去作のタイトルは?どこで読める?

 久住氏は、2015年にシンマン賞で佳作を受賞した『2000年後の世界征服』でデビューしました。

 2016年に読切『仇霧のエデン』で「週刊ヤングジャンプ」本誌デビュー。2018年に漫画『ディーふらぐ!』の作者・春野友矢(はるの ともや)氏が原作、久住氏が作画の読切作品『ヒロイン事情』が「週刊ヤングジャンプ」に掲載されました。

 2025年3月時点では、久住氏の作品で単行本化されている作品は『ウマ娘 シンデレラグレイ』のみで、コミックスは18巻まで刊行されています。『ヒロイン事情』に関しては、2025年3月時点では集英社のWEB漫画配信サービス「ヤンジャン!」で公開されていて無料で読むことが可能です。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』脚本担当は杉浦理史氏とPita

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、ミニーザレディ&ノルンエース&ルディレモーノ
拡大する

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の脚本担当は、杉浦理史(すぎうら まさふみ)氏です。アニメ作品などでシリーズ構成や脚本を担当していて、別名義は「ピエール杉浦」。「ピエール杉浦」というペンネームの由来は、大学1年生の新歓コンパの際に先輩に酔った勢いでつけられたあだ名だと話しています。

 2014年に脚本家や放送作家が所属するコンテンツ制作会社「株式会社ピタ」を設立。杉浦氏は代表を務めています。

 杉浦氏は20代の頃は役者として活動していました。ブレイクしなかったことや自分自身を営業できないことにもどかしさを感じ、30歳で俳優業を辞めて放送作家に転身。NHKのEテレで放送されていた『シャキーン!』や『天才てれびくん』などでキャリアを重ねて、アニメ『おしりかじり虫』で初めてシリーズ構成・脚本を担当しました。

 杉浦氏はアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズでも構成・脚本を手掛けています。1期のサイレンススズカの怪我と2期のライスシャワーの天皇賞(春)のシーンは、書きながら自分でも涙が出そうでしたと話しています。

 ウマ娘・オグリキャップの好きなところを聞かれた杉浦氏は、「背中で語るところ」だと答えました。あまり多くを語らずに、寡黙で文句を言わない、頑張っているアピールもせずに背中で語るところがカッコいいと感じるとのことです。脚本を書くうえでも、あまり多くを語らせずにカッコよく見せたいとコメントしています。

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画担当の久住氏は、杉浦氏の凄いところを「構成力が尋常じゃない」「脚本が爆速」「臨機応変で対応力の塊」と綴りました。

杉浦氏が脚本を担当した作品は?

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』以外に杉浦氏が関わっている漫画作品としては、放送作家を目指す女性を描いた漫画『構成/松永きなこ』(漫画:清水しの氏)があります。

 深夜アニメで初めてシリーズ構成&脚本を担当した作品は、五島列島に移住した書道家の主人公を描いた漫画原作のアニメ『ばらかもん』。制作会社に机を借りて土日も関係なく作業して、泊まりがけで脚本に取り組むこともあったとのことです。

 その後、競走馬がモデルの『ウマ娘 プリティーダービー』、名だたる刀剣が戦士の姿として活躍する『刀剣乱舞-花丸-』、キャンプ好きの女子高生たちの日常を描いた『ゆるキャン△ SEASON3』などの作品でシリーズ構成・脚本を手掛けました。

脚本担当のPitaとは?

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の9巻以降に関しては、脚本担当は「杉浦理史&Pita」と記載されています。Pitaは個人名ではなく、脚本を手掛けている杉浦氏も所属する「株式会社ピタ」のことだと思われます。

 株式会社ピタは脚本家だけでなく、放送作家や映像ディレクターなど様々なクリエイターが所属するコンテンツ制作会社。2025年3月時点では、お笑い芸人の天津飯大郎(てんしん はんたろう)さんなども所属しています。

 映像制作などもおこなっており、NHKのテレビ番組『ダーウィンが来た!』の企画・構成や撮影・編集、「東京2020パラリンピック」の競技紹介VTRの構成・編集などを手掛けています。

「ウマ娘 プリティーダービー」
「ウマ娘 プリティーダービー」

漫画企画構成担当は伊藤隼之介氏

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、タマモクロス
拡大する

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画企画構成担当は伊藤隼之介(いとう じゅんのすけ)氏です。伊藤氏はTOHO animationに所属していましたが、2018年にアニメプロデュース会社「QROUT」を立ち上げたことを報告しました。

 作画担当の久住氏は、伊藤氏の凄さについて「競馬の知識量がWikipedia以上」「コミュ力全一」「熱意と行動力がハンパじゃない」と綴っています。

 脚本の杉浦氏と一緒に答えたインタビューにて、タイトルの『シンデレラグレイ』に込められた意味を問われた際には、史実で地方から中央に移籍したオグリキャップの成り上がりはシンデレラストーリーだったこと、「グレイ」はオグリキャップの毛色や祖父のネイティヴダンサーの二つ名「グレイファントム(灰色の幻影)」にかかっていると話しました。

 オグリキャップの好きなところを問われた杉浦氏は、史実のオグリキャップは初めての芝でのレース、初めての中央、初めての対戦相手など負けるかもしれない挑戦を繰り返しながらも不安要素を覆してきた馬なので、そのような姿がウマ娘のオグリキャップのキャラクターと通じるものがあるとコメント。オグリキャップ以外で好きなキャラクターを聞かれた際には、ベルノライトに愛着があると答えました。

 伊藤氏はアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』にもプロデューサーとして関わっていました。『ウマ娘 プリティーダービー』の物語を組み立てる上でこだわっているところを聞かれた伊藤氏は、史実を裏切らない作りにしていながらも、史実に基づく内容だけでなくifの要素も加えていると明かしました。

過去に関わった作品は?

 集英社のWeb漫画配信サービス「少年ジャンプ+」で連載されていた漫画『実存アンプラグド』では、企画担当として伊藤氏の名前がクレジットされています。

 プロデューサーとして携わったTVアニメ作品としては、『ばらかもん』『刀剣乱舞-花丸-』『天穂のサクナヒメ』などがあります。なお『ばらかもん』と『刀剣乱舞-花丸-』は、『ウマ娘 シンデレラグレイ』脚本担当の杉浦氏が「ピエール杉浦」名義でシリーズ構成と脚本を手掛けました。

 劇場アニメ作品としては『虐殺器官』『夜は短し歩けよ乙女』などの作品にプロデューサーとして携わっています。

「天穂のサクナヒメ」
「天穂のサクナヒメ」

原作はCygames

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、マルゼンスキー&シンボリルドルフ&ミスターシービー
拡大する

 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の原作は、株式会社Cygames(サイゲームス)です。サイゲームスはクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プロジェクト』を展開していて、株式会社サイバーエージェントの関連会社です。

 略称は「サイゲ」で、2011年5月に家庭用ゲームの開発経験のある5人のメンバーで設立されました。現在はスマホ向けアプリゲームのリリースや家庭用ゲームソフトの開発、アニメ・漫画事業などをおこなっています。

 サイゲームスが初めて制作したゲームは『神撃のバハムート』です。その後、『グランブルーファンタジー(グラブル)』『Shadowverse(シャドウバース)』などのタイトルをリリースしました。

 家庭用ゲームのソフト開発もおこなっていて、『グランブルーファンタジー』の対戦アクションゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス』、『ウマ娘 プリティーダービー』のキャラクターたちによるカジュアルアクションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』が発売されています。

ゲーム以外の事業

 2015年にアニメ制作会社「CygamesPictures(サイゲームスピクチャーズ)」を設立。サイゲームスがリリースしたアプリ『プリンセスコネクト!Re:Dive』のアニメ化をはじめ、『勇気爆発バーンブレイバーン』のようなオリジナルアニメも手掛けています。2025年夏には「CygamesPictures」の制作で漫画『光が死んだ夏』のアニメ化が予定されています。

 2016年5月からはWEB漫画配信サービス「サイコミ」を展開。王道の少年漫画から女性向け漫画まで幅広いジャンルの作品を掲載していて、2025年3月時点では「サイコミ」アプリのダウンロード数は2000万DLを突破しています。

「勇気爆発バーンブレイバーン」
「勇気爆発バーンブレイバーン」

作者の性別は男性?女性?顔出しはしている?

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、フジマサマーチ
拡大する

漫画担当(作画担当)の久住氏の性別は?

 YouTubeチャンネル「ヤンジャン漫画TV【集英社ヤングジャンプ公式】」では、作画担当の久住氏による『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作画風景動画が公開されています。しかしながら映っているのは手元のみで、顔出しはしていませんでした。

 久住氏はWEBメディアなどでインタビューに答えていますが、そちらでも顔出しはしていません。インタビューでの一人称が「僕」のため、男性なのではないでしょうか。

脚本担当の杉浦氏や漫画企画構成担当の伊藤氏の性別は?

 脚本担当の杉浦氏は、所属している株式会社ピタのホームページの宣材写真やインタビューなどで顔出ししている写真が公開されていて、男性だと思われます。


 漫画企画構成担当の伊藤氏に関しても、過去のインタビューで顔写真が公開されていて、自身のX(旧Twitter)で自分の写真を公開したこともあり、男性と思われます。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作者はX(旧Twitter)などのSNSはやっている?

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、ベルノライト2
拡大する

 作画担当の久住氏はXのアカウントを開設しています。久住氏のXでは『ウマ娘 シンデレラグレイ』の告知ポストだけでなく、久住氏が描いたイラストや飼っている猫の写真、作品の設定資料なども投稿されています。

 2021年1月1日には、新年の挨拶と共にトラの着ぐるみを着たオグリキャップのイラストを投稿。2023年3月30日にはシーフクローの設定資料イラストが投稿されました。

 漫画企画構成担当の伊藤隼之介氏もXのアカウントを持っていて、日常のことや競馬の話題などをポストしています。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」
「ウマ娘 シンデレラグレイ」

『ウマ娘 シンデレラグレイ』作者のまとめ

アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」PVカット、ベルノライト&オグリキャップ
拡大する

 「週刊ヤングジャンプ」で連載中の漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、作画担当や脚本担当・企画構成などに分かれています。

 漫画担当(作画)は久住太陽氏。脚本担当はアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』『ゆるキャン△ SEASON3』などの作品でシリーズ構成・脚本を手掛けた杉浦理史氏です。

 漫画企画構成担当はアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』でプロデューサーを務めた伊藤隼之介氏。原作は『グランブルーファンタジー』などのゲームを運営するCygamesです。

(C)久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会
(C) Cygames, Inc.

この記事の画像一覧
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』いつから?原作のどこまで?
ウマ娘 シンデレラグレイ
ウマ娘 シンデレラグレイ
『ウマ娘 プリティーダービー』1~3期
『ウマ娘 プリティーダービー』1~3期

『ウマ娘』まとめ・最新情報一覧

「ウマ娘」声優一覧|ゲーム&アニメ1~3期
「ウマ娘」声優一覧|ゲーム&アニメ1~3期
ABEMA TIMES

TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」公式サイト

この記事の写真をみる(9枚)