永瀬拓矢九段と羽生善治九段
【映像】ファンも興奮!羽生善治九段の振り飛車
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 “最強オールラウンダー”の降臨に、棋士もファンも大興奮だ。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 2025」、予選Bリーグ2位決定戦、関東A 対 関東Bが3月29日に放送された。第2局は、関東Aが羽生善治九段(54)、関東Bが永瀬拓矢九段(32)という監督対決に。後手番の羽生九段が序盤、飛車をスッと動かし振り飛車を採用すると、仲間のいる控室から「おおおー!」と歓声があがった。

【映像】ファンも興奮!羽生善治九段の振り飛車

 史上最多のタイトル99期、永世七冠など数々の記録を打ち立ててきた羽生九段。現在は日本将棋連盟の会長という重責を担う立場で、自身の対局以外でも多忙な日々を送っている。藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)を筆頭に、実力ある若手棋士の台頭もあり、苦戦することも増えてはいるが、タイトルというタイトルを取りまくり勝ちまくっていたころは、居飛車・振り飛車どちらも指しこなし、最強のオールラウンダーとして白星を積み上げてきた。

周囲も沸く羽生善治九段の四間飛車
関西A・谷川浩司監督の強気の一手に両軍騒然
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