永守氏によると、今の時期に同様な手口で動画が作成されているという。「ちょうど卒業アルバムが出始めたシーズンで、春休み期間に入ってから、卒業アルバムを加工した被害がすごく増えている」。
卒業アルバムの写真を加工したものだけでも複数件、確認されており、それらの動画を集めたサイトも存在する。アルバムに記載された氏名も公にされたまま、ディープフェイクポルノに加工されていて、中にはフェイクと見分けがつきにくいものがあり、専用アプリに顔の画像を入力するだけで、誰でも簡単に作成できてしまうことが問題を深刻にしている。
「（ディープフェイクポルノを）見た人が自分もやってみようとアップして、それを見た人がやっていく。ある意味で感染症のように増えていく印象があり、言い方が難しいが拡大トレンドに入ってしまったという感覚だ」（永守氏）
性的な画像や動画で脅されるケースも
