■「助けになりたい」 sakiさんが悩む人に伝えたい“5つのこと”

 sakiさんは「助けになりたい」と、Xで自分の体験やメッセージを投稿している。また、講演会で自身の体験も語り、自殺に踏み切った原因や当時の感情、自殺未遂を経て感じた「生きててよかった」を伝えることで、悩む人や支援者にメッセージを送っている。

 sakiさんは、「私は『生きていてよかった』と感じた経験から、自殺してほしくないという思いが強まった。自分の経験を伝えることで、1人でも多くの命を救えたらと活動している」と話す。

日本の自殺死亡率は15.7%
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 sakiさんが悩む人に伝えたいのは、「過去や未来より『今』を大切に」「小さな楽しみを見つける」「自分の想いを素直に伝える」「何事もムリをしない」「どんな自分も認めてあげる」の5つだ。

「未来を考えると苦しくなることがあったので、過去にとらわれず、今を大切にすること。あした交通事故で死ぬかもしれないと考えると、この瞬間は当たり前ではないと感じる。2つ目は、本当に小さなことでも楽しみがあれば、『生きなきゃ』から前向きな『生きたい』に変わる。3つ目、自分の思いは伝えなければわからないこともある。ただ、簡単なことではないので、誰かわかってくれる人と一緒に伝えるのも1つの手だと思う。4つ目、私自身がムリの範囲がわかっていなく、ブレーキをかけられずに苦しんだ。5つ目も難しく、私もできるようになってきたところ。たとえ目標の半分しかできなくても、そこまで頑張った自分を認めることが大切だ」

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