【セリエA】パルマ 2-2 インテル(日本時間4月6日/エンニオ・タルディーニ)
パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶が、インテルを相手にスーパーセーブ。人間離れした反射神経でのシュートストップを現地メディアが大絶賛している
日本代表守護神が卓越したセービング力を発揮したのは、インテルと対戦したセリエA第31節の23分のことだ。1点ビハインドのパルマはサイドを攻略されて決定機を与えるも、最後の砦が圧巻のプレーを繰り出す。
鈴木は右サイドからのクロスを横っ飛びからのパンチングで弾き出す。しかし、インテルの攻撃は途切れず、今度はボックス内の左サイドからFWマルクス・テュラムがシュートを放った。どフリーでの強烈な一振りだったが、これはジャストミートせずにゴールマウスの左に大きく逸れる。
すると、ボールがパルマのDFラウタロ・バレンティとDFアレッサンドロ・ヴォリアッコの間をすり抜け、ゴール前に陣取っていたインテルのFWラウタロ・マルティネスのもとへ。このボールに反応したアルゼンチン代表FWが至近距離からシュートを放った。
パルマにとっては予想外なプレーで超が付くほどの決定機を与えてしまったが、鈴木が立ちはだかる。テュラムのキックからラウタロのシュートまでの限られた時間で、右方向に2歩ステップを踏み、さらに右方向に飛び込んでシュートを超反応でストップしたのだ。
絶対絶命のピンチを防いだ鈴木は、雄叫びを上げてチームの守備を引き締めると同時に喝を入れた。一方、千載一遇のチャンスを逃したラウタロは、頭を抱えて悔しさを滲ませた。
実況の北川義隆氏が「よく反応しました、鈴木彩艶!」とシャウト。若き日本代表の守護神が披露したビッグセーブに、ファンはABEMAのコメント欄で「スーパーセーブだ」「ザイオンうますぎる」「ザイオン、孤軍奮闘って感じ」「あの近距離を止めるか」と狂喜乱舞していた。
また、現地メディアもこのプレーを大絶賛。『Parma Live』は試合速報で「鈴木の奇跡! 今度はパルマのGKが活躍する。テュラムのシュートをラウタロが合わせたが、鈴木が飛び込んでセーブ」と言及。また同メディアは個人採点でも6.5点を付け、「失点はいずれも非がなく、ラウタロのシュートでも決定的なセーブを見せた」と絶賛していた。さらに、『Sport Parma』も「猫のような反射神経でラウタロの至近距離からのディフレクションを回避した」と、ビッグセーブを称えている。
パルマは前半に2失点したものの後半に同点に追いつき、セリエA首位のインテルから勝点1を奪うことに成功。順位を16位まで上げている。
(ABEMA de DAZN/セリエA)
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