親番でダブルリーチ未遂の好配牌。ところが下家からはダブルリーチ…。こんな悲劇的な展開が起こり得るのか。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月7日の第2試合で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が、大チャンスと思われたところから一転、手痛い放銃に回ったことで、実況者から「これは惨劇と言っていい!」と言われるシーンがあった。
状況は南1局1本場。2着目につけていた親番・多井の手元には、いきなり3面子が揃い、14枚目でマンズの一、四~八などを持ってくればダブルリーチという絶好の配牌が入った。熱血実況で知られる日吉辰哉(連盟)も「五万引いたら1・2・3の三色(同順)!」と叫ぶほどだったが、惜しくも14枚目は東。ダブルリーチとはならず、多井はそのままツモ切りしたが、その後の展開にも十分期待できるものだった。
ところが下家、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)がこれを上回った。同じく3面子が完成しているところに8筒を引き入れたところでテンパイ。三・六万待ちのタンヤオ・平和でダブルリーチ。多井のダブルリーチ未遂から、渡辺が正真正銘のダブルリーチという珍しい展開に、放送席も大騒ぎになった。
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