国会図書館の本来の役割とは

国会図書館の主な役割
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 そもそも国会図書館とは、国会に属する唯一の図書館で議員に資料や調査結果を提供することが役割の1つ。館内には、議員閲覧室・研究室が備えられるなど、議員の調査研究を支える環境も整えられている。

 また、国内で発行されたほぼすべての出版物が納められるなど資料の収集や保存の役割を持ち、その情報資源は一般市民にも提供している。

 国会図書館の“ヘビーユーザー”である政治学者の佐藤信氏は「図書館というと古いものばかり集めている感じがするかもしれないが、実は最新の技術を導入して大きく変化している」と語る。学部生時代から研究のために国会図書館を利用してきた佐藤氏だが、特にここ5年ほどの変化は目覚ましく、膨大な資料のデジタル化によって自宅からでも貴重な資料にアクセスできるようになっているという。

デジタル化で進化する国会図書館
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