【グランドスラム オブ カーリング】ロコ・ソラーレ - Team Tirinzoni(日本時間4月11日/カナダ)
世界ランク2位のエースが、ミラクルショットでロコ・ソラーレに立ちはだかった。ロコ・ソラーレと対戦したスイスの司令塔が、完璧すぎる一投を投じると、これには解説者やファンが思わず唸り、声をあげるシーンとなった。
カーリングの国際大会「グランドスラム オブ カーリング」の今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」に日本のロコ・ソラーレ(Fujisawa)が出場。日本時間11日の第4試合でスイスのチーム・ティリンゾーニ(Team Tirinzoni)と対戦すると、その世界ランキング2位の相手エースがとてつもないプレーを披露した。
第3エンド、日本が1-0でリードする状況の5投目は、後攻スイスのサード、シルヴァーナ・ティリンツォーニ。ハウス内には日本の黄色が2つとスイスの赤色が1つ。日本がナンバー1とナンバー3、スイスがナンバー2という状況で、スキップ(司令塔)でもあるティリンツォーニが狙いを定めたのは、日本の黄色を押し込む形だ。
そして、披露したのが正確無比な繊細ショットだった。手前に置かれていた縦に2つ並んだ日本のガードストーンの脇を完璧に避けつつ内側に巻いて、日本のナンバー1にヒットさせた。しかも、それで狙い通りに奥へと動かしただけでなく、さらに懸命なスイープによってハウス内の外枠まで滑らせたのだ。この結果、スイスの赤がナンバー1、ナンバー2と入れ替わり、このエンドで一気に複数得点をつかむチャンスを広げてみせた。
「これは…」解説も絶句の超絶ショット
