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 ステージ2では、関西Aの勝ち頭でもある冨田誠也五段(29)と今季絶好調の佐藤康光九段(55)と対することに。第6局では相手の切り込み隊長でもある冨田五段に澤田七段が敗れ、3勝3敗と追いつかれる展開となったが、重厚なメンバーをそろえる前年覇者・中部は動じない。オールラウンダーの青嶋七段が出すると、第7局では冨田五段を相手に居飛車を選択して勝利。第8局では佐藤九段を相手に四間飛車穴熊を採用。高難度の攻防戦が繰り広げられたものの、最後は青嶋七段の攻めが刺さり112手で勝利。個人3勝とチームをけん引し、チームの勝利を決めた。

 チームを率いる杉本監督は、「決勝進出を嬉しく思う。関西Aとの戦いを振り返ると、藤井竜王・名人と稲葉八段は絶対絶命だったと思うがあの将棋をひっくり返したのは非常に大きかった。そして青嶋七段の活躍が素晴らしく、穴熊のスペシャリストで素晴らしい指し回しだった」と歓喜。決勝は2年連続の関東Bとの対戦に。「昨年とはシステムも違うが、チームメンバーに助けられている。決勝戦では自分もやらなければいけない」と連覇に向けて、全員で戦い抜くことを誓っていた。

ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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