松本は東1局、瀬戸熊との2軒リーチに競り勝ち3900点の先制。東2局1本場はダブ東と南を鳴いたたろうにリーチで押し返し、そのたろうから一発でロン。リーチ・一発・平和・ドラの8000点を入手した。今シリーズでこれまでアガリに見放されてきたチームにとって、大きな追い風となる加点だ。その後も松本は大量得点を目指して攻める。リーチ、仕掛けを駆使し、周囲へプレッシャーをかけ、トップ目のまま試合は終盤戦へ。
南場に入ると松本は守備重視に方向転換。仲林、瀬戸熊が追い上げるも、松本は放銃を避け続けた。迎えた南4局は、痛恨の一人ノーテン。全員にトップの可能性が残る同1本場は、松本も前へ出ざるを得ない状況となった。
この局、松本の配牌はメンツが一つ、リャンメンターツが1つで平和を狙える手。ダブ南から切り出し、丁寧に手をまとめていく。中盤、たろうからリーチ。続いて瀬戸熊もアガればトップとなる一気通貫・赤のテンパイでダマテン。親の仲林もイーシャンテンと、この日のクライマックスを迎えた。松本は5・8索待ちの平和で追いつくと、これをダマテンに構える。すると直後に瀬戸熊が8索を切り、松本は「ロン!」。平和の1000点(+300点、供託1000点)で試合を締めた。
「まだ選手は誰一人諦めていない」Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)



