【写真・画像】 2枚目
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 デビュー当時は振り飛車党で藤井システムを得意にしていたと話す中村八段だが、現在は完全に居飛車党とあり、驚いたのは棋士たちも同じ。中部の作戦会議では「相振りはしてこないでしょう」と口をそろえていただけに、その瞬間、藤井竜王・名人は「おー!キタッ!」楽しそうに声を上げ、豊島将之九段(34)も「うわ!きたっ!さっきは『(相振りは)ないですね』とか言ってしまった(笑)」と苦笑いを浮かべることとなった。

 しかし、対戦相手の青嶋七段は想定の範囲内だったか、動じることなく冷静に対応。意表の作戦選択だったが、青嶋七段は端攻めから切り込むと中村八段の粘りを封じ込め、快勝を飾る結果となった。

ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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連覇達成の中部、藤井竜王・名人が喜びのタッチ!
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