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【映像】楽しそう…「キタッ!」と声を上げる藤井七冠の表情
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 七冠王も思わずニッコニコになる瞬間がとらえられた。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の決勝戦、関東B 対 中部が4月19日に放送された。居飛車党として知られる関東B・中村太地八段(36)だが、決勝戦の大勝負でまさかの振り飛車を採用。中部控室の藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)も思わず「キタッ!」と楽しそうに声を上げていた。

【映像】楽しそう…「キタッ!」と声を上げる藤井七冠の表情

 決勝戦ステージ1の第5局・大将戦を任された中村八段。居飛車党で鋭い攻めが持ち味として知られ、2017年度には王座のタイトルを獲得。順位戦A級に所属するトップ棋士だ。しかし、今期の地域対抗戦ではなかなか白星がつかめず苦戦。本局では中部の勝ち頭となった青嶋未来七段(30)との対戦となったが、「本局に向けて準備してきた。青嶋七段に振り飛車穴熊をさせないような作戦で行きたい」と気合十分の表情で対局場へと向かった。

 注目の一戦は、青嶋七段が先手中飛車を採用。すると、中村八段は迷いのない手つきで飛車を振り、相振り飛車の戦いとなった。中村八段が温めていた作戦に、ファンは騒然。「振った」「あいふり!!!」「なんと!」「いいねえ」「これは珍しい」「ほほー」「露骨に対策してきたな」「面白いぞ」とコメントが殺到することとなった。

中村八段、意表の作戦選択!藤井竜王・名人がニッコニコに!?
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