■財務省の報告書は「単に下の大学を切るだけ」

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 前参院議員の音喜多駿氏は、専門的人材をさらに良くするために、「大学の教授や先生の力を使う方が社会にとってはプラスだと思う。
そのためには義務教育の延長でしっかりと人材育成しなきゃいけない。
日本は大学に行ってホワイトカラーで働くことを理想像としすぎた。これは反省しなきゃいけないことだと思う」と述べた。

 秦氏は、財務省の報告書について、「いわゆるFランクの私立大学の補助金を切り、その切ったお金を、例えば上位大学に配るかと言ったら、そのようなことは書いてない。お金が移転して、上位大学の学費を無償にして、研究費も1人10万〜20万つけるんだったら、イーロンマスクみたいな人が生まれるかもしれない。でも、今の仕組みは、単に下の大学の人を切るっていうだけだ」と言及。

 続けて、「例えば、朝から晩まで勉強している上位大学の学生がどれくらいいるのか。サークルもバイトも楽しいし、そういうのはいいと思う。だが、今の日本の大学生は基本的にそっちの方が問題だ。そもそもボトムラインが低くて、平均が低い方をなんとか底上げする方向で議論しないと、深刻だと思う」と訴えた。

(『ABEMA Prime』より)

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