大学授業で“四則演算”、“be動詞の基本”…なぜ?不要論も「平均より低い方をなんとか底上げする方向で議論しないと深刻」 質向上の必要性は

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■「専門性がないまま卒業すると捉えられがちだが、そんなことはない」

秦正樹氏
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 大阪経済大学の准教授、秦正樹氏は、過去に「四則演算の基礎」「ローマ字」を大学で教えたことがあるという。「例えば、レポートや授業のコメントをオンライン上で書いてもらうとき、『キーボード触ったことがありません』と言われて、触ってみると、『ローマ字わかりません』と言われたので、1回目の授業はローマ字の授業になった」。

 その大学について「体育会系が強く、スポーツ推薦みたいな形で入ってるのは、一般的な情報から分かっていた。しかし、そこまでなのか…とは思った」と振り返る。

 財務省の指摘に関しては、「義務教育をやるような大学、学生はいらないっていう議論が起きることは、いたって自然だと思う」。一方で、「正直、学ぶ意欲に関してはそんなに大きな差はない」といい、「名前を知ってるような関西の有名大学でも授業したことあるが、異常にやる気があるとは思ったこともない」と明かす。

 また、「学部によるが、最終的に卒業論文や成果物を出さないといけない大学は結構ある。それを我々は書かせないといけない。先ほどのローマ字が書けない子たちを、専門的な内容も踏まえて、1万5千字以上の文章を書けるように(大学教員が)引き上げてる。専門性がないまま卒業するみたいに捉えられがちだが、決してそんなことはないと思っている」との考えを述べた。

■日本の大学教育についての賛否
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