消費控えとゴールデンウィークの動向&新たなNISA

ゴールデンウィークの予定は5割が未定
拡大する

 トランプ政権による関税政策や株安などの影響で、生活不安が広がり、節約志向が強まっている。ゴールデンウィークの消費調査では、5割の予定が未定であり、特に海外旅行の割合が2%と低調となっていることについて、森永氏は「NISAの副作用が来たなと思った。昨年から皆さん投資をし始め、このゴールデンウィーク前にトランプさんの発言で暴落した。スマホで自分の資産を見ると、含み損となっていたりするとテンションが下がる」と述べた。

 そんな中、岸田前総理が会長の議連がNISA拡充を提言した。具体的には高齢者限定のプラチナNISAとこども支援NISAの2つとなっている。

 森永氏はプラチナNISAの「毎月分配型」の仕組みについて、以下のように懸念を示す。

「毎月分配型の投資信託というのは悪名高く、毎月分配金を出すが、運用している資産が儲かっていれば、その利益を分配すればよいが、相場は動くのでうまくいかない月もある。その場合、利益は、投資している元本を切り崩して出すことになる。投資家からすると、自分で金を出して手数料を取られ、それを削って配当金を支払い、税金がかかるという話になると意味が分からない。その仕組みを高齢者限定ではめるっていうのはなかなか厳しいんじゃないかなとは思う」
(『ABEMAヒルズ』より)

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