■アメリカ政府からの緊急食料支援の打ち切り

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 DegasCEOで、牧浦土雅氏は、アメリカ政府からの緊急食料支援の打ち切りについて、「WFPの目的、役割は短期での食料支援。中長期で飢餓問題を解決することは役割ではない。アメリカがWFPへの支援を打ち切ることによって飢餓問題が悪化するのは、そもそも論点がずれている。これを前提とした上で考えなければいけないのは、支援し続けることが正しいことなのか。トランプ大統領は外国援助の一時打ち切りを90日間とUSAIDの解体同様に提言したところなので、一定の合理性がある」。

 また、「そもそもWFPは、アメリカの農家から穀物を買い取って、それを支援してる。なので、支援の打ち切りは、アメリカの農家にとっても『ちょっと待ってくれよ』と。数千億円近くのお金がアメリカ農家に流れてることから、裏には政治もある。現場レベルで必要な人たち以前に、政治と深い絡みがあることを念頭に置いて議論しなければいけない」と強調した。

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