■「日本は先進国、途上国から好まれる支援元」

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 一連の動きに対し、Xでは「外国にお金をばらまく前に国内の貧困を救って」「諸外国への支援は必要と思うが、国内の子どもたち何万人も食べられない状態にある」「日本はもはや先進国じゃない。30年前ならまだしも国内が危機なのに他国の農業発展を支援している場合か」「外国支援させるために税金払ってるわけじゃない」などの声が上がっている。

 牧浦氏は「日本は当然、アメリカに比べると資金面で劣ってしまう。悪い点を申し上げると、この国に重点的に支援をしようとはならない。アジア全体でとか、戦略的な国、ナイジェリア、エチオピア、スーダンはできない」とコメント。

 いい点については、「日本が国際援助を行ってるJICA(国際協力機構)は、USAIDの支援に比べて有償が多い。つまり円借款なので『利率は安くするけど、ちゃんとお金返してね』と。無償は割合的に高くない。なので当然、日本国民にも恩恵がある投資を行ってるので、まだ日本は中長期的な目線でやっている。中国は『100年後お金払えなかったら、この鉄道の権利は中国のもの』みたいことを東南アジアでやってたり、そうした国のいろんな違いが出てるので、そういった意味でも日本は先進国、途上国から好まれる支援元なのは確実だ」と語った。

(『ABEMA Prime』より)

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