負けたまま終わる“お嬢”ではなかった。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月28日の第1試合はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)がトップ。前回登板の24日はテンパイした牌をツモ切ってアガリ逃しとなる「ポカ」。一転、この日は黒沢らしいリーチ&ツモで逆転勝ちを収め、チームの逆境を吹き飛ばした。
この試合は東家から渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、黒沢の並びで開始。東1局は多井が親満貫ツモ、その後は醍醐に2局連続のツモアガリを決められ、黒沢は高宮と共に後方から追う展開となった。東3局は中を暗刻にした先制リーチ。ツモって裏ドラをしっかり乗せる会心の満貫が決まり、セレブ復活の雰囲気が漂う。東4局の親番でも3900点のツモアガリ。これで多井・醍醐へ競り掛ける並びとなった。
黒沢の魂の闘牌が見られたのは南1局。ドラの8筒を引き、3・6・9筒待ちのテンパイを組むと迷わずリーチだ。9巡目の三面張、アガリは目前にも思える形だが、山に残っているのは9筒が1枚だけ。流局が近づき、まだ混戦は続くかと思われた14巡目、黒沢が最後の1枚を引き当てた。リーチ・ツモ・平和・赤・ドラ・裏ドラのきっちり6ハン、1万2000点のアガリが決まり、スコアは一人突き抜けた状況となった。強いセレブの帰還にファンは「引いた!」「うわあ!!!」「雷電優勝」「こりゃすげぇ」「セレブ!セレブ!」と沸いた。
名誉挽回!黒沢、快勝のコメントMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




