「大分むぎ焼酎 二階堂」が2025年3月、MLBロサンゼルス・ドジャースの“公式飲料”に決まった。なぜ大分の焼酎なのか。「大谷翔平選手の活躍に便乗した」との見方が一般的な中、メーカーの二階堂酒造に真相を聞いた。
広報担当の二階堂亨介氏は「公式焼酎ということで、ドジャースタジアムで販売される唯一の焼酎になる」と説明する。しかし、便乗のウワサは「大谷選手が移籍をする前から、海外戦略を考えていた」と否定する。大谷選手のドジャース移籍(2023年)以前から、アメリカ進出を計画し、パートナー企業としてドジャースとの交渉を開始していたのだという。
二階堂酒造は、慶應2年(1866年)創業で、昭和49年(1974年)に日本で初めて麦100%の麦焼酎を開発し、ブームの火付け役となった。2023年の焼酎メーカー売り上げランキング(帝国データバンク福岡支店調べ)では、二階堂酒造が売上高151億円で3位になっている。
二階堂が海外進出を決めた理由
