そんな“壁”を打ち砕くべく、二階堂酒造は秘策を考えていた。アルコール度数を1度下げた「24度」にして、ソフトリカーに分類されるようにしたのだ。あわせて、大分では有名な「ニカソー」なる飲み方も、アメリカに“輸出”しようとしている。

 ニカソーとは、二階堂焼酎を強い炭酸で割った、さわやかな一杯を指す。大分名産のカボスを入れてもおいしいという。初めて飲んだ観光客も「めっちゃおいしい。思っている倍、飲みやすくてビックリした」と喜ぶ。

 世界展開に向けて、二階堂氏は「『焼酎はおじさんの飲み物だ』と、僕も実際言われるが、特に大分むぎ焼酎は香りがスッキリしていて飲みやすい。気軽に楽しんで飲めるお酒だとPRしていきたい」と意気込んだ。

「ニカソー」はアメリカで流行る?
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