【NASCAR】第10戦 Jack Link’s 500/タラデガ・スーパースピードウェイ(日本時間4月28日)
全米で人気のストックレース、NASCAR(ナスカー)の第10戦は、写真判定級の接戦決着。名門ペンスキーチームのオースティン・シンドリックが、わずか0.056秒差で今季初勝利を飾った。
全188周で争われる今回の「ジャック・リンクス500」、レースが180周を超えてもマシンは横2列の「ツーワイド」状態のまま編隊走行を続けていた。このタラデガ・スーパースピードウェイは大きなトラックで、コーナーがゆるくてコース幅も広いため、マシンが集団で並んでに走ることが多くなる。
ラスト3周となった時点で、トップは60号車のライアン・プリース、その斜め左後ろのイン側に2号車のオースティン・シンドリックがつけていた。さらに、それぞれの後方には24号車のウイリアム・ブライアンと5号車のカイル・ラーソンが並び、前の2台を後方からつつき始める。
残り1周になると、プリースとシンドリックは競り合いながら、イン側とアウト側でトップ争いを繰り返す。しかし最後のターン(コーナー)に入ったあたりで、イン側のシンドリックの前に周回遅れのマシンが現れた。接戦のトップ争いに観客も総立ちになるなか、2台がほぼ同時にチェッカーを受けると、イン側にいたシンドリックの勝利が告げられた。
解説者の桃田氏は、「インサイドにラップダウンカー(周回遅れ)が2台いたでしょう。あそこのドラフティングが効いてますよね。そのぶんインサイド伸びました」と語った。「ドラフティング」とは、欧州や日本でいうところの「スリップストリーム」のことで、先行するクルマが風よけになることで後続車への空気抵抗が少なくなり、さらに後方のクルマが空気圧の影響で先行車の背後に引き込まれて速度が上がる現象のことだ。
この白熱したトップ争いを観た視聴者からは、「うわバックマーカー」「ラップダウンのドラフトが効いたな」「あと1周あったらどうなってたか」「ペンスキーやっと」「0.056秒差…」「最後の位置取り」など、レースを存分に楽しんだコメントが寄せられている。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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