迎えた運命のオーラス。アガれば逆転トップとなる打点が完成すると、黒沢はアガリ牌の四万をツモり、白・赤・ドラの5200点を獲得。見事な逆転ツモの瞬間、雷電の控室には悲鳴にも似た歓喜の声が響き渡り、瀬戸熊直樹（連盟）は高柳寛哉監督とハイタッチし、本田朋広（連盟）はなぜか小さな歩幅で前進するという謎の動きを見せていた。
決戦を終え、黒沢は「今日は私の結果によって2戦目の選手によりプレッシャーがかかると思った。チームメイトが大好きなので、ちょっとでも楽な気持ちでね…」と語ったところで、控室に到着。当然、チームは大盛り上がりで黒沢を迎え、室内には「黒沢！ 黒沢！ RMO！ RMO！」という歓喜の声が再び響き渡った。
それから椅子に座ってほっと一息ついた黒沢は「ちょっと2週間ほどバカンスを貰おうかな」とセレブらしい一言を放ち、瀬戸熊から「ファイナル始まっちゃうんで！」と突っ込まれていた。
なお、2試合目は本田が出場し、TEAM雷電は4位を死守。ファイナル進出を決めた。泣いても笑っても今期のMリーグは残り8戦。黒沢は“大好きなチームメイト”と初めてのMリーグ制覇を狙いに向かう。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
Mリーグ 日程
12月8日（月）
12月9日（火）
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