【MLB】メッツ-ダイヤモンドバックス(5月1日・日本時間5月2日)
5月1日(日本時間5月2日)に行われたニューヨーク・メッツ対アリゾナ・ダイヤモンドバックスの一戦で、メッツ・千賀滉大が、“軌道差がエグい組み立て”で、相手打者から空振り三振を奪った。
0-0で迎えたこの試合の2回表・ダイヤモンドバックスの攻撃、2死走者なしの場面で打席に立った6番ルルデス・グリエル・ジュニアに対して千賀は、初球から3球続けてスライダーを投じ、見逃しとファウルを誘ってカウント0-2とすると、4球目、内角へと投じた153km/hの快速球でファウルを打たせて軌道を意識させることに。その上で千賀は、5球目、外角低めのフォーク、6球目、内角低めのフォークと、2球続けてフォークを投じ、いとも容易くグリエル・ジュニアを空振り三振に。フォークで仕留める前提で予め投じていた直球のイメージが、好打者であるグリエル・ジュニアの感覚をも惑わせる三振となった。
こうした千賀の“老獪”ともいえる投球術に、ネット上からは「見分けられない」「ヤバいな」「この軌道差はエグい」「ストレートだと思ったら…」「ピッチングニンジャが好きそう」といった様々な反響が巻き起こることに。
千賀といえば、MLBデビューイヤーから“お化けフォーク”での奪三振シーンが印象的である一方で、今季はそんな“お化けフォーク”のイメージを上手く活用しつつ、それ以外の球種を巧に使い分け、打たせてとる投球を見せることも。MLB3年目となる今季、さらなる進化を続ける千賀のピッチングに、多くのファンが喜び、より多くの打者たちが悩まされそうな気配だ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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