勝利した伊藤叡王は、「先手番ながら苦しい展開にしてしまったのでそこは課題が残ったが、秒読みに入ってからは辛抱強く指すことができた。次は少し間が空くので、中盤戦の精度を上げられるようにやっていきたい」とコメント。敗れた斎藤八段は、まずまずまとめていたと思うが、一分将棋に入ってから選択肢が多かった。いろいろ迷って悪い方にいってしまった。中終盤の精度を欠いてしまったのが反省点。少し期間が空くので、次局は良い将棋を指せるように準備をしたい」と話した。
この結果、シリーズ成績は連勝を飾った伊藤叡王が2勝1敗とし、タイトル初防衛まであと1勝の位置に付けた。次戦が決着局となるのか、斎藤八段が追いついて見せるのか。両者の大熱戦からまだまだ目が離せない。
注目の第4局は、5月26日に千葉県浦安市の「ハイアットリージェンシー東京ベイ」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





