【MLB】オリオールズ0-4ロイヤルズ(5月3日・日本時間5月4日)            
5月3日(日本時間5月4日)に行われたボルティモア・オリオールズ対カンザスシティ・ロイヤルズの一戦で、オリオールズ・菅野智之が投じた魔球が話題となっている。
この試合の1回表・ロイヤルズの攻撃、1死走者なしの場面で打席に立った2番のボビー・ウィット・ジュニアに対して菅野は、徹底した外攻めを披露することに。初球、外いっぱいのカットボールで空振りを奪うと、2球目はさらに外のカットボールで空振りに。続く3球目、菅野は2球目よりもやや低いカットボールでファウルを打たせると、4球目は外角高めに外した149km/hの速球を挟み、カウント1-2に。そして勝負の5球目、菅野が投じたのは、外角低めいっぱいのところから、バットを避けるように微妙に横滑りし、そのまま急激にボールゾーンへと曲がり落ちる134km/hのスイーパー。この1球に、ウィット・ジュニアは懸命にバットを止めるも、一塁塁審のジャッジはスイング。ボールを捉えられなかったからなのか、それともバットを止め切れなかったからなのか、ウィット・ジュニアは落胆したような表情を見せながら、ベンチへと引き上げていくこととなった。