【MLB】ダイヤモンドバックス 11—14 ドジャース(5月9日・日本時間10日/アリゾナ)
キャリア初となる中5日でマウンドに上がったドジャースの佐々木朗希投手が、圧巻の投球を見せた。8ー3と大量リードで迎えた3回、佐々木はわずかスプリットとストレートを軸にわずか6球、たった2分で三者凡退に抑えた。
自身初となる中5日でマウンドに上がった佐々木は、初回に2つのホームランを浴びるなど3失点を喫した。しかし2回を無失点で切り抜けると、3回は圧巻の投球を見せた。
まずは先頭のマルテ内野手との対戦。初回にホームランを許している相手に対して、初球はインローへの93.6マイル(約150.6キロ)のストレートを投じる。2球目は同じコースへスプリットを投げて、2球で追い込んだ。そして3球目は、ど真ん中のストライクゾーンからボールゾーンに向かって42インチ(約1.07メートル)落ちるスプリットを選択。ここはマルテにファウルで逃げられたが、4球目は胸元から落ちるスプリットでライトフライに打ち取った。
続く指名打者スミスとの対戦では、インローへ95.1マイル(約153キロ)で差し込み、レフトフライに打ち取る。ネーラー内野手に対しては、胸元付近への96.0マイル(約154.4キロ)のストレートでセカンゴロに打ち取った。
なお佐々木は4回に1点を失うと、5回には先頭のマルテを四球で歩かせたところで無念の降板。この日は中5日での登板だったため、75球を目処と報じられていた中で、早めの61球で降板となった。この日は4回0/3、61球で、5安打、2被本塁打、2四球、1死球、5失点。三振は0に終わり、この日の最速は97.5マイル(156.9キロ)だった。
ドジャースは佐々木の後を引き継いだバンダ投手が痛恨の満塁ホームランを被弾し同点とされる。6回には勝ち越しを許して、8回には2本のホームランを許して3点差で9回に。ここで連打を浴びせて同点に。さらに1死一、二塁で打席に入った大谷の第12号豪快3ランで再逆転に成功。その裏の攻撃を凌いで白星を手にした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





