【MLB】ダイヤモンドバックス 11-14 ドジャース(5月9日・日本時間10日/アリゾナ)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でダイヤモンドバックス戦に先発出場。同点で迎えた9回に第12号3ランホームランを放つと、この“確信弾”をベンチで誰よりも熱く喜びガッツポーズしたのがフリーマンだった。
この日のドジャースは、まさにドラマティックだった。大谷を筆頭に、打撃陣が先発・佐々木朗希を援護し、5回の時点で8-4とリード。しかし、佐々木が降板した直後に満塁ホームランを許して試合は振り出しに戻ってしまった。その後、8回に8-11と逆転を許して迎えた9回、まずは先頭フレディ・フリーマンが口火を切った。
三塁への内野安打で出塁すると、アンディ・パヘスのタイムリーツーベースで1点を返し、さらにキケ・ヘルナンデスもタイムリーツーベースで1点差に迫り、6回の打席から交代出場したマックス・マンシーがライト前へのタイムリーと、圧巻の4連打で土壇場で試合を振り出しに戻してみせたのだ。
そして、後続のジェームズ・アウトマンが三振、マイケル・コンフォートが死球で出塁し、舞台は整った。9回表、1死一、二塁で打席は、第6打席を迎えた大谷。投手交代で対峙したライアン・トンプソンを相手に、カウント1-2からの4球目、81.1マイル(約130.5キロ)のスプリットを完璧に捉えてみせた。
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