■B to Cの営業はAIにとって代わる?
身近な営業と言えば、何が思い浮かぶだろう。家電量販店のメーカー担当者やスーパーなどの試食、不動産販売の勧誘電話、居酒屋では店頭呼び込みに加え、店内でも「もう一杯いかがですか?」と聞かれる。資料請求・お試し注文後の電話営業、訪問販売なども一般的だ。
山本氏は「個人向けはAIに取って代わられるだろう」と予測し、「個人は消費や投資の動機となる趣味趣向が多岐にわたっているため、営業が『おすすめだ』と言うのは失礼だ。法人は100人中100人の社長が、売上や効率のアップ、コスト削減を望んでいるため、プッシュしても問題ない」と、両者の違いを説明する。
営業に加えて、デジタル経験もしてきた経験から、「AIによって、いつか営業職はなくなるかもしれない」と思いながら仕事をしてきたという。「それは他の仕事もそうだ。絶対に代替されないと思っている人も、数年後つらい思いをするかもしれない」と見据える。
■個人への営業はなくならない?
