テクノロジー面として、三戸氏は「イーロン・マスクが脳にセンサーを入れて、何を考えるかデジタル化しようとしている。AI動画も『これAIだったの』と人間がだまされる精度になる時代に突入している」と説明する。しかしこれにも、山本氏は「だますのが上手なAIが増えるほど、人々は『どうせだまされるなら人間の方がいい』となる」と返す。
生産効率の面では、どう見るか。山本氏は「AIは世界同時に普及するため、全世界がAIで効率化するなら、日本の生産性も相対的に高くなる。マニュアルを読むだけの“ウソつきな営業”はAIに負けるが、商品やサービスを考えられる営業は生き残る。AIに頼んでも、均等な意見しか得られない」との認識を示す。
三戸氏は「人間の仕事がAIに置き換わると、最後に残るのは『奇想天外な発想』と『孫正義さんみたいな行動力』だと言われるが、それも機械が学習していく。『孫さんは、あの時こう思った』『周囲は“何をやっているの”と思ったが、行動によって結果が出た』などと学習することで、創発的な考え方もできる」と、AIへの期待を込めた。
(『ABEMA Prime』より)
