トランプ大統領と考え方異なる教皇選出は「歴史の皮肉」

徳永氏、米重氏、津山氏
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 世界的に見ても、アメリカに振り回されている現状の中、アメリカ出身者が新教皇となったことについて、米重氏と津山氏はそれぞれ次のように述べ、締めくくった。

「アメリカを中心にした世界の秩序がちょっとずつ変わる中で、トランプ大統領とは考え方が異なる方が教皇に選ばれたことは、歴史の皮肉というか、いたずらっぽいところは感じる。また、世界的に見ても、信仰を持つ人の割合が減っており、教会や宗教のあり方と社会との関係性が変わっていく中で、教会も変化をしていかないといけない。そういう変化をしていかないといけない中で選ばれた新しい教皇でもある」(米重氏)

「大きな視点から言うと、2016年に誕生したトランプ型の世界以降、ブレグジットなど含み保守が進むなか、寡占あるいは独裁型の政治が広がっていくという流れは、現状止められないと思う。それに抗っているのが、戦後80年続いてきた西欧型の自由民主主義の世界だが、レオ14世という多少リベラルなリーダーが現れたというのは、その80年続いた体制を守ってきた人たちにとってはグッドニュースだったと思う」(津山氏)

(『ABEMAヒルズ』より)

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