注目が集まる外国産米…影響は?
コメ価格の高騰で今、外国産米にも注目が集まっている。6月6日から、イオンがカリフォルニア産のカルローズ米を順次、都市部などで販売する。価格は5キロ換算で3618円ということだ。
神庭氏はこれを“チャンス”だと指摘する。
「日本としてもある意味チャンス。トランプ関税をめぐって日本はアメリカと厳しい交渉を強いられている。コメの関税率を下げて『アメリカからもコメをどんどん入れます』と言えれば、1つの交渉カードになる。海外産米が入ってきて、日本の消費者も安くコメを買える。日本のコメは高品質だし、和食ブームで海外でも需要がある。これを機に保護主義的な農政を改めて、日本からの輸出も増やしていけばいい」
また稲垣氏は、以下のように主張する。
「1キロあたり341円という関税をかければコメが守れるはずだと思って想定されていたが、それでもカルローズ米の方が安くなっている状態。これは農業者側に突きつけられている課題だと思う。当然カルローズ米に流れる消費者は一定程度出てくるので、それより下げて頑張って生産していくことも必要だ。5キロ3500円であれば農業者も十分な収入を得られる水準だと思うので、1つの目安として、『(外国産米に)負けないような価格を目指す』というのはあると思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
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