【MLB】エンゼルス ー ドジャース(5月16日・日本時間17日/ロサンゼルス)
「1番DH」で出場した大谷翔平投手が8回裏の第4打席でメジャー単独トップとなる今季16号ソロホームランを放った。3試合連続本塁打は今季初で昨年6月以来。打球速度114.9マイル(約184.9キロ)、飛距離416フィート(約126.8メートル)の“弾丸アーチ”だった。
例年よりも約1カ月早く“量産体制”に突入だ。これまで、大谷の5月月間本塁打は2023年にマークした8本が最多だったが、今季はまだ14試合の時点で早くも自己最多を更新する9本目。
前日のアスレチックス戦では5打数2安打2本塁打6打点、今季初のマルチアーチを放つなど絶好調の大谷。この日も初回先頭打者で立った第1打席でセンター前ヒットを放ち3試合連続安打をマークすると、第2打席は四球を選んで2打席連続出塁、第3打席は今季初の併殺打に倒れるも打球自体は104.3マイル(約167.9キロ)と強烈で前日の“良い感触”をキープしていた。
大谷と言えばメジャーでも“Mr.June”=6月男として知られ、毎年6月に入ると一気に本塁打ペースを上げてくることで有名。しかし今季は、例年であれば言わば「試運転」期間の5月時点で驚異的なペースに突入している。
チーム45試合での16本塁打は、年間57.6本ペース。昨季マークしたキャリアハイのシーズン54本塁打を上回るペースに乗せている。また、今季16号はフィリーズのシュワーバー、ヤンキースのジャッジを抜き去り、メジャー単独トップに躍り出た。
史上初となるシーズン50本塁打、50盗塁をマークした昨季から、さらに進化した姿を見せる大谷。得意の6月を前に早くも量産体制に入った今季、ここからどんな打棒を見せてくれるのか――。ファンの期待は高まるばかりだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


