「具体的な新たな取り組みをしなければならない。今までの入札方法を根本的に変え、随意契約という形で」(5月21日 就任会見・進次郎氏)

 これまで放出された備蓄米は流通業者、つまり農協がそのほとんどを入札で買い占めていた。入札では高い値段を提示した業者が落札するため小売価格が下がらない。それに対し「随意契約」とは政府が業者を指定し、政府が提示した価格で契約する方法。これにより備蓄米は農協を通さず市場には行き渡る公算となる。

「任命の際に石破総理からは、随意契約で備蓄米の売り渡しを検討するよう指示があった」(5月21日 就任会見・進次郎氏)

 これについて青山氏は「とにかく今のコメの値段を下げる。農政構造改革が持論の石破総理はこれだけは本気と言っても過言ではない」との見方を示した。

石破流「農政改革」とは?
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