新潟県十日町市のJR十日町駅で、列車の屋根から男性の遺体が発見された。地元住民は「どういうふうに乗ったのか。殺されたのか、自殺したのか」「飛び降りたらリバウンドして地面に落ちると思う」「不思議。(列車は)走るのがそんなに遅くない」「ドラマに出てくるようなこと。ミステリーだ」と、みな首をかしげる。
5月14日16時すぎ、JR十日町駅で停車していた列車の屋根の上に、人が倒れていると、利用客が発見した。屋根で倒れていたのは40代くらいの男性で、うつぶせの状態で死亡。後頭部に外傷があったという。警察は事件・事故の両面から捜査を開始した。
5月23日になって、遺体は愛知県に住む42歳の男性で、所持品はスマートフォンのみだとわかった。財布はなく、男性の家族から捜索願は出されていなかった。また、司法解剖の結果、死に至るほどの重大な傷が複数ある「多発外傷」が死因と判明。その箇所や程度については、捜査中を理由に明らかにしていない。
さらに遺体の状況や現場検証などから「第3者が関与した可能性は薄い」としながら、事件・事故・自殺の可能性を視野に捜査を続けているとした。
元刑事「遺体を列車の屋根に乗せることは考えにくい」
