【MLB】ヤンキース 5—8 ドジャース(5月30日・日本時間31日/ロサンゼルス)
この男がバットを振れば、ドジャー・スタジアムはライブ会場と化す。ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」でヤンキース戦に先発出場。第1打席でいきなり先頭打者本塁打を叩きこんだ。この時の球場の盛り上がりが話題となっている。
メジャーリーグ通なら誰もが注目する一戦。昨季のワールドシリーズ以来となる試合で、レギュラーシーズンではこの3連戦が最初で最後。さらに両チームの主砲である大谷とジャッジ外野手はともに打撃好調で、試合前の時点では大谷が20本塁打、ジャッジが18本塁打とその実力を遺憾なく発揮している。それだけに両打者の競演弾も充分に考えられた中、プレーボールからわずか20分ほどで叶った。
まずは1回表のヤンキースの攻撃。「2番・ライト」で先発していたジャッジはカウント1-1からドジャース先発のゴンソリン投手が投じた144キロのストレートをジャストミート。流れるようなスイングで放たれた打球が大きな弧を描き、そのままバックスクリーンへと叩きこんだ。
ライバルであるジャッジがいきなり本塁打を打ったのだから、大谷だって当然意識する。ジャッジがホームインしてからおよそ10分後に迎えた1回の裏のドジャースの攻撃。今度は先頭打者として打席に入った大谷がヤンキース先発のフリード投手が投げた150キロのシンカーをフルスイング。速度105.5マイル(約169.8キロ)、角度31度という高々と弧を描いた高速打球はそのままドジャースタジアムのバックスクリーンやや左のレフトスタンド中段へとズドン。今季第21号となる先頭打者弾をお見舞いした。
やられたらやり返すと言わんばかりの一発にドジャー・スタジアムに集まったファンは敵も味方も関係になしに大興奮。両チームのファンが総立ちで大谷のホームインを迎え、バックネット裏にいた観客たちに至っては次の打者が打席に入るところでようやく座りだす始末だった。
大谷とジャッジ、二人のスーパースターの驚弾にSNSでは「豪華すぎる」「超人同士」「なんだこりゃ!」と驚きをあらわにするコメントが目立った。さらに大谷のホームランについては「ここで打つのが大谷さん」「最高の一発!」「大谷さんやり返す」といったコメントが見られた。
なお大谷は6回の第3打席でも、再びフリードからライトスタンドに飛び込む第22号ホームランを放っている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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