片山晃さん
【映像】「ざっと70億以上のリターンになるかと」涼しい表情の片山晃さん(実際の映像)
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 NTTドコモがTOB(=株式公開買い付け)を行い、子会社化する方針の住信SBIネット銀行。その大株主のリストに、なんと個人の名前がある。

【映像】「ざっと70億以上のリターンになるかと」涼しい表情の片山晃さん(実際の映像)

 156万株を保有するのは、個人投資家の片山晃さん(最終保有株数非公開)。片山さんは65万円を元手に投資をはじめ20年で資産を200億円にしたという個人投資家だ。その片山さんの「今更銀行参入?BaaSでいいじゃんとしか思わないけど、5000円で全部買ってドコモネット銀行にしてもらってもいいんですよ」という、約1年前のX投稿がいま話題となっている。

 今回のTOBの買い付け価格は1株4900円。ドコモによる住信SBIネット銀行への参入を示唆し、価格まで近いこの投稿で、「予言者」「株仙人」と呼ばれSNS上で話題になっている。片山さんは、住信SBIネット銀行の株を「2023年3月の上場した初日に200万株以上買い、一部売買するも、ずっと持っている」と述べる。

 まさに“未来から来たような株取引”だが、驚く周囲に対し本人はいたって冷静だ。

「ドコモの戦略を考えた時に、ネット銀行を手に入れないのは基本的にはないだろうと。もし本当に住信が売り物に出ていて、買わないのはまずないと思っていたため、いつか起こると考えていた。ただ直前にNTTデータを2兆円使って完全子会社化をしていたため、もう少し先になるとは思っていた」(片山晃さん、以下同)

 住信SBIネット銀行の初値は1222円。今回の買い付け価格は1株4900円だが、気になる「全て売った場合の利益」を聞いてみた。

「利益はざっと70億円以上にはなると思う。とんでもないリターン。以前に1銘柄で100億円近い利益を出したことがあるためこれが2回目。上場した時から周りには『これでもう1回ホームラン打つ』と宣言していたため、実現できて非常にうれしい」

片山さん流・投資先の選び方とは?
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