【MLB】マリナーズ1－5オリオールズ（6月3日・日本時間6月4日）
6月3日（日本時間6月4日）に行われたシアトル・マリナーズ対ボルティモア・オリオールズの一戦で、オリオールズ・菅野智之が投じた正確に内角を突くスプリットで、“イチロー氏の愛弟子”を3球三振に切って取った。
3-1、オリオールズ2点のリードで迎えた6回裏・マリナーズの攻撃、無死一、二塁の場面で打席に立った3番のフリオ・ロドリゲスに対して菅野は、初球、外角高めいっぱいに投じた136km/hのスライダー、2球目、内角近いところへと投じた139km/hのスプリットでそれぞれファウルを打たせ、たった2球でカウント0-2と追い込むと、勝負の3球目は、内角いっぱいのところへと投じた140km/hのスプリット。これをロドリゲスは、内に外れると見たのか見送ったものの、ボールは外れることなく正確無比に内角いっぱいへと決まったことから、球審のジャッジはストライク。するとロドリゲスは裏でもかかれたかのような、やや驚いたような様子を見せた後で、ベンチへと引き上げることとなった。
長打が出れば同点というピンチでも、何ら動じる様子さえ見せず、正確無比のコントロールと配球でロドリゲスを見事な3球三振に切って取った菅野に、ファンからは「この球は打てない」「打者ドン引き」「完璧すぎる鬼制球」「これがベテラン」「さすが菅野さんや」「要所要所で三振を取りにいくスタイル」「巨人のエースだった男」といった様々な反響が巻き起こることに。
MLB屈指の若き5ツールプレイヤーとして知られるロドリゲスは、入団時から注目を集めるマリナーズ生え抜きのスタートして知られ、日本の野球ファンには、マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターをつとめるイチロー氏を“師”と仰いでいることでも知られているが、そんなロドリゲスをしてまったく手も足も出ないままに抑えられることとなった菅野の投球、長らく読売ジャイアンツのエースとして君臨したベテラン右腕ならではのものがあったといえそうだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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