■「正義感はない」「お金のためではない」
目的は“お金儲け”のためなのか。「配信者と言われる人たちはYouTuberとは少し違った考えがあって、数字を集めている人ほどお金に興味がない。コレコレさん本人からも話を聞くが、行動がそう見えたとしても、お金のためということは全くない」。
さらに、“正義感”も「ない」という。「『正義感を持ってやっている』と発信している人はいないと思う。ただ、アンダーグラウンドの世界で、『ここしかない』と相談してきた人の勇気に対して、解決してあげたいという気持ちはある。“正義”というのは主語が大きくて、結局、視聴者は鬱憤を晴らすために見ているだけ。有名人であればより盛り上がるが、“誰かが悪いことをした。それを懲らしめてほしい”という、すごくシンプルな構造だ」と持論を展開した。
とはいえ、取り上げられた人は社会的制裁を受ける可能性がある。ジェンダーをめぐる諸問題が専門の研究者・山内萌氏は、「見ている側は誰でもいい。匿名の“フィクション”として消費されている一方で、そこには事実として告発されている人がいるといういびつな構造がある」と分析する。
歌舞伎町歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」店員のカマたくは「そこから派生した部分、特定犯や、正解だと思ったけど違った、という場合が地獄。私はそれが怖いので、名前を伏せた状態のエピソードベースで話をする」と自身に照らし合わせた。
■「“ゴシップを見る人=悪”ではない」「受け手の方々が判断を」
