【MLB】パドレス11-1ドジャース(6月10日・日本時間6月11日)
6月10日(日本時間6月11日)に行われたサンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャースの“二刀流”キケ・ヘルナンデスが野手登板。試合中盤でのまさかの登板であったにもかかわらず、イニングまたぎで力投して話題となっている。
0-9、ドジャース9点のビハインドで迎えたこの試合の6回裏・パドレスの攻撃、2死一塁の場面で、ドジャースベンチは2番手のマット・サウワーに代え、野手登板でキケをマウンドへ。そのキケは、1人目の対戦となった7番のジェーク・クロネンワースに四球を与えたものの、続く8番タイラー・ウェードに対しては、外角高めに投じた86km/hのスライダーでセンターフライを打たせ、この回を無失点で乗り切り、見事な“火消し”を行うこととなった。
この回でそのまま降板するかに思われたものの、驚くことにキケは“まさかのイニング跨ぎ”で続く7回もマウンドへ。しかし、この回は先頭の9番マーティン・マルドナドにいきなりセンター前へと運ばれ、続く代打ブランドン・ロックリッジは、打ち取った当たりであったにもかかわらず自らの悪送球で無死一、二塁とピンチを招くことに。結局、その後、1死二、三塁となってから、3番のマニー・マチャドに“あわやホームラン”という特大のフェンス直撃タイムリーを浴びて失点するも、ここからがキケの真骨頂。この痛打に動じることなく、キケは続く4番のジャクソン・メリルを絶妙な内角球でファーストゴロに打ち取り、さらに代打ルイス・カンプサノに対しても、69km/hの緩いカーブを挟んでの緩急をつけた投球でショートゴロを打たせて、見事、この回を終えることとなった。主砲のマチャドにこそ痛打されたとはいえ、見事、“回跨ぎ”のリリーフをこなしたキケに、ファンからは「スゴすぎるだろ」「緩急自在w」「137キロ速っ!」「軟投派リリーフ爆誕」「今のド軍リリーフなら及第点だろ」「なんだかんだで器用にこなしてる」「打たれても抑えてもノリノリw」「やっぱキケのポテンシャルは凄まじいな」といった様々な反響が巻き起こることに。
今季3試合目の登板となったこの日は痛打されることとなったとはいえ、ここまで4回1/3を投げて防御率2.08と“怪投”を続けているキケ。果たして次回の登板ではどのような投球を見せることとなるのか、注目したいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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