【MLB】ブルワーズ5-8カージナルス(6月14日・日本時間6月15日)
6月14日(日本時間6月15日)に行われたミルウォーキー・ブルワーズ対セントルイス・カージナルスの一戦で、“報復死球”ともいえる1球を巡り、両軍が不穏な空気となった場面が話題となっている。
5回表・カージナルスの攻撃、1死走者なしの場面で打席に立った4番のウィルソン・コントレラスに対し、ブルワーズ先発のホセ・キンタナは、カウント1-0からの2球目、内角高めに大きく外れた142km/hの速球を投じることに。しかもこれがコントレラスの左腕を直撃する死球となったものの、当のコントレラスは怒りを見せることなく、そのまま一塁へ…と思いきや、何かを思いついたように立ち止まると、突如として三塁線上を転がるボールを取りに戻り、それを拾い上げてわざわざキンタナに手渡しながら、言葉をかけて肩をポンポンと叩くことに。この不可解な光景に、スタンドのファンからはざわめきが巻き起こることとなった。
この場面、詳細については判然としない部分があるものの、実はこの騒動が起きる前の3回、8番ケーレブ・ダービンが平凡なサードゴロに倒れた際に、ファーストを守るコントレラスと不自然に交錯するというアクシデントが発生。しかもこのアクシデントをキッカケに、コントレラスはブルワーズ側のダッグアウトにいたリース・ホスキンスと口論となったことから、この死球はその行為に対する報復と見られるのだという。コントレラスへの死球を巡るこのひと幕に、ファンからは「どうした」「怖すぎる」「なんやねんこれ」「ワケわからん」「コントレラス兄弟どう思ってるんやろなw」といった様々な反響が巻き起こることに。
ちなみに、こうした不穏な空気の中で進んだこの試合、9回表にコントレラスがソロ弾を放つと、その裏、ブルワーズの3番を打つウィリアム・コントレラスもソロ弾を放ち、“相手チームに所属する兄弟同士が同一イニングにアベック弾を放つ”という、20世紀以降では2例目の快挙を達成。はからずもコントレラス兄弟に焦点が集まる一戦となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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