今月3日に日光市で行われた開幕局では、振り駒で先手番となった杉本六段が得意の三間飛車を志向。2九玉型のミレニアムVS藤井棋聖の居飛車穴熊の対抗形の戦いから、形勢不明の大激戦が繰り広げられた。勝負所の終盤戦で藤井棋聖が抜け出すと、切れ味抜群の指し回しで勝利を飾った。
棋聖戦は、今年4月に賞金額を4000万円に増額することを発表。さらに特別賞として1000万円が新設されたことで、総額は5000万円となった。竜王戦の4400万円を上回ったことで、事実上の最高賞金額を争う五番勝負となったことでも話題となっている。
短期決戦の五番勝負とあり、本局で藤井棋聖が連勝を飾った場合は早くもタイトルに“王手”がかかる。杉本六段がこの地でタイトル戦初勝利を飾り、若き絶対王者に追いつくことができるのか。持ち時間は各4時間の1日制。本局の先手は藤井棋聖。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




