■どうアップデートすべき?

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 ケンドーコバヤシは、桐貴氏の告発について「勇気あって偉いと思う」と称賛。一方で「リアルユーザーは本物の金持ちと権力者。伝統やカルチャーを外部から壊してしまうのは、とんでもないことにも繋がる。だから、内部改革しかないと思う。現役の方たちにも声を上げてもらって、業界から直していくしかないのでは?」との見方を示す。

 「舞妓と接待文化を考えるネットワーク」、弁護士の岸松江氏は「桐貴さんに続く告発をしていただける方はまだいない。まずはネットワークを通して、相談活動をしたい。ただ、2年前、京都市に『こういう実態があるんじゃないか?調査してほしい』と申し出はしている。そのあとの情報はなく、野放しになっている」。

  桐貴氏は、内部改革について、「やっぱり15、16歳で、意見を言うことすら許されなくて、自分の考えが分からなくなっていく。この先、何年も我慢し続けて、後輩だけは守って、変えられるのか…私だったら折れている可能性の方が高かった。また、利用者が権力者の方々ばかりで、抵抗すると何があるかわからない」と語った。

 花街文化はどうなってほしいのか。「舞妓さんの世界には『芸は売っても身は売らず』という言葉があるが、本当にそうなってほしい。そもそも接待を受ける側の人が、人権意識、敬意を払えるようになってほしい」と願った。

 岸松氏は、「舞妓文化を整理した方がいいと思っている。芸や踊りは残すべきだが、今の法律上で未成年飲酒は禁止されてる。もちろん性接待もダメなので、法律に則って、アップデートしていかないと、舞妓という文化が残っていかない」と述べ、起業家・投資家の成田修造氏は「線引きをした上で稼げるようにすることも必要だ」と付け加えた。

(『ABEMA Prime』より)

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