バスケスが投じた93.8マイル(約151キロ)の直球は指に引っかかるようにして、大谷目掛けて一直線。大谷はこれを避け切ることができないまま右太ももで受け止め、「いたいッッ!」と叫びながら悶絶していた。直後、足を引きずりながら一塁へ向かう大谷は、「大丈夫、大丈夫」と自身に言い聞かせるようにして歩いていたが、その間、ネット裏の観客は「WHY?」とでも言うように怒りのジェスチャーを見せ、スタジアムには大きなブーイングが鳴り響いていた。
バスケスの“報復”ではないかと主張するようなそのファンの怒号は終わることがなく、実況・長坂哲夫氏も「一番、当てちゃいけない人に当ててますからね」と、この状況を説明した。しかし、中継映像でバスケスが映し出されると、当の本人は「わざとじゃない」といった様子で、あっけらかんとしている。
これには試合を見守ったファンも激昂のリアクション。ABEMAのコメント欄では「確信犯!」「殺伐としてるなww」「Boo!!(#`з´)σBoo!!」「やりやがったな」「キレてええんやで!」「完全に狙ってるわ」「当てんなよ」「当てに行っとるわ」「これは乱闘しても許す」「今のはわざと」「ブーイングの嵐や」「右ピッチャーがあそこに投げミスはしない」「これはLAに血の雨が」と、相手を非難する声であふれ返っていた。
幸いにも大谷は大事にいたらず、最後までプレーを続行。しかし、日本時間17日に二刀流で復活したばかりのスーパースターだけに、この危険球にはドジャースファンのみならず、多くの野球ファンが心配する一幕となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

