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 ABEMAで解説を務めた広瀬章人九段(38)は、「早々に端を抑える見慣れない将棋でしたが、おそらくその局面自体が先手の模様が良く、攻めているわけではないですがそこからじわりじわりと圧力をかけていった。すごく攻めている手もなく、やはり安定感が目立ったと思います」。すべての駒がしっかりと働き美しく着地した一局に、「藤井棋聖の側からしたら、いわゆる完勝ですね(笑)」とし、お手上げ状態となっていた。

 さらに、「杉本六段としては力の出ない不完全燃焼の将棋だったかもしれませんが、先手側を持ってこれほど完璧に指せる人も少ないので、やはり“王者の将棋”だったと思います」と総括。ファンからも「スキが無かった」「藤井棋聖強し!」「しびれた。いいもの見た」と多数のコメントが寄せられていた。

 この結果、藤井棋聖はシリーズ成績を2勝0敗とし、防衛6連覇に“王手”をかけた。注目の第3局は、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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