■過度なストレス、依存症の可能性も…ドカ食いを防ぐには
モデルでインフルエンサーの関あいかさんは2020年、友人と2人のYouTubeチャンネルを立ち上げ、「ナゲット100個食べ切るまで帰れません」動画を撮影した。制作スタッフから「食べきれないと企画が成立しない」と怒られたため、達成のため過食嘔吐するようになってしまう。そして、企画がスケールアップしても吐きながら続け、次第に吐くことが快感になった。
益田氏は「自分に自信がないため、自分に罰を与えている部分もある」と指摘する。「食べてしまう自分が情けなくなる。吐く行為で情けなさをコントロールしているが、食品を粗末にして、それに時間を費やすことで、さらにストレスがたまる。食べたら安心するが、また情けなくなる。このループから抜けられない」。
依存を判断する目安としては、「自分で止めたくても止められない」「自分や周囲が『やばい』と思う」ことを挙げる。そして解決策として、「誰かと一緒に住むのがいい。依存症の治療は、孤独だとダメ。人間は信頼できる人や、愛してくれる人がいることが大事だ」とアドバイスする。
■危険な信号、どう気づく?
